皆様には、常日頃から当工業組合の活動にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。 さて、我々生コン業界は北陸新幹線延伸工事の終息や中部縦貫自動車道工事が終息に近づきつつあることなど、大型公共工事の減少に伴い出荷量は大きく落ち込んだことで昨年度は過去最低を更新しました。そして今後の需要想定も大変厳しい状況であります。 しかしながら、社会情勢の激しい変化や組合を取巻く環境に対してしっかりと対応出来るよう、組合員の皆様の考え方や経験などを取り入れながら組合の運営を行ってまいります。 また、組合においては基本理念であります「相互扶助」という考え方があります。一方向だけではなく、お互いに理解し合い支え合う双方向で助け合っていくという考え方で、組合員同士の関係や組合員と工業組合という関係もそうだと思います。 我々生コン業界では新旧の課題が山積しておりますが、上部団体であります全国生コンクリート工業組合の指導の下、地区本部、各協同組合との連携を深め、組合員がより良くなっていくために前向きに取組みを行い、関係各位の皆様の深いご理解とご支援、ご協力を賜りながら一つ一つ着実に果たしてまいりたいと存じます。 結びに品質管理体制の強化、法令順守、環境保全など地域社会の発展に貢献してまいりますので、当工業組合に対しまして関係各位のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。     　 令和６年６月 福井県生コンクリート工業組合 理事長 　小森　英雄